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長野県伊那市、モバイルクリニック事業で「モバイル分娩監視装置iCTG」を採用[ニュース]

長野県伊那市、モバイルクリニック事業で「モバイル分娩監視装置iCTG」を採用[ニュース]

長野県伊那市は、モバイルクリニック事業を行っている。これに伴い、新たな医療機器として「モバイル分娩監視装置iCTG」の採用を発表した。

モバイルクリニック事業の概要

モバイルクリニック事業とは、長野県伊那市で取り組んでいる新しい医療の形だ。看護師が「INAヘルスモビリティ」に乗車し、高齢者や妊婦さんなど通院が困難な人の自宅へ出向くシステムである。「INAヘルスモビリティ」は通院が難しい人を遠隔で診療できる車両であり、車の中ではビデオ通話での診療もできる。

当事業において伊那市は「モバイル分娩監視装置iCTG」の採用を発表した。市は子育てに関するサポートをさまざまな形で行っており、子育て支援の一環として運用する。

「モバイル分娩監視装置iCTG」の概要

「モバイル分娩監視装置iCTG」は、メロディ・インターナショナル株式会社製の医療機器だ。妊娠中のお腹の張りと、胎児の心拍数や心音の確認ができる。計測されたデータはクラウドサーバーに送信され、タブレットやスマートフォンを利用して医師が母子の健康状態をいつでも診れる。

伊那市では、以前からモバイルクリニック事業でモバイルエコーを使用し、妊婦の産前産後健診を実施していた。新たな医療機器として「モバイル分娩監視装置iCTG」を採用したことで、36週目以降の妊婦が通院をしなくても遠隔での健診を受けられるようになった。

計測データは23年間保存可能。遠隔での健診によって通院時間の短縮ができるため、妊婦のストレスや負担軽減に繋がる。

(執筆:デジタル行政 編集部)