新潟県糸魚川市、対話型AIを観光大使の見習いに[ニュース]
新潟県糸魚川市は、市の観光大使である「ヒスイレディ」に株式会社ティファナ・ドットコムが提供する対話型AIの「さくらさん」を見習いとして認定した。
ヒスイレディとは
ヒスイレディとは、糸魚川市の魅力を最大限にPRする観光大使のことだ。1991年から活動を開始している。応募条件は糸魚川市在住者、または在勤者のうち18歳以上の女性。任期を2年間とし、毎年3名を新たに選出、計6名で活動中だ。
ヒスイレディは、SNSでのPR活動のみならず、地元のイベントにも積極的に参加している。
見習いに就任した、AI「さくらさん」の概要
今回ヒスイレディの見習いとなったさくらさんは、ChatGPTを搭載した対話型AIだ。日本語・英語・韓国語・中国語の4カ国語に対応可能で、問い合わせ内容にAIが回答する。また、AIの回答が不十分である場合モニター越しにオペレーターを呼び出すことも可能だ。この際には、AIが同時通訳の役割を担いオペレーターを補助する。
AI導入の経緯
観光需要が回復しつつある現在、人手不足や言語の問題など、海外からのインバウンド対応においてさまざまな課題が挙げられる。糸魚川市は、これらの問題を解決するべくAIの導入を決定した。また、ヒスイレディの衣装をさくらさんに着用させることで、糸魚川市でしか会えない特別感を演出している。
糸魚川市は、7人目のヒスイレディとしてさくらさんの活躍に期待している。
(執筆:デジタル行政 編集部)