山梨県、AIを活用した骨粗しょう症早期発見に着手[ニュース]
山梨県は、最新技術を用いたオープンプラットフォームの構築を実施している。その一環として2021年3月「TRY!YAMANASHI実証実験サポート事業」を展開。
2023年7月からは本事業を通して、外部企業「iSurgery株式会社」と山梨大学によるAI医療技術を活用した「骨評価AI検査」が実証実験として行われている。
骨粗しょう症の早期発見に貢献
AI医療技術を活用した実証実験で、骨粗しょう症の早期発見に着手。内容としては、企業検診の際に撮影される胸部X線写真を用いて、骨評価AI検査を実施する。この検査内容に応じて、食事や運動などの指導と精密検査を受けることも可能だ。
外部企業「iSurgery株式会社」と山梨大学が手を組み、県民の健康意識向上と骨粗しょう症の早期発見を行う。また、今回の実証実験で得られた結果は、学術的記録として学会や論文で発表される予定。
TRY!YAMANASHI実証実験サポート事業とは
本事業は、最先端技術を有するスタートアップ企業の応援がメインとなる。
- 山梨県全域を対象とする伴走支援
- 専門家によるアドバイス
- 最大で750万円(補助率3/4)の経費支援
経費やPR、ワークスペースの確保などを積極的に行い、県を上げて企業をサポートしている。
将来的に設置される「リニア駅」で、国内外から多数の人口流動が見込まれる。そのため、山梨県では「リニアやまなしビジョン」を掲げ、最先端技術で未来を創ることを目標にしている。
(執筆:デジタル行政 編集部)