千葉県南房総市、NTT東日本と連携しDX推進へ[ニュース]
千葉県南房総市は、市民一人ひとりが愛着を持てるまちづくりを目指し、2018年度に市の基本計画をまとめた。取り組みの一環として、2023年7月5日よりNTT東日本と連携し、行政サービスの向上や、デジタル化による働き方改革の推進などを実施する。
南房総市総合計画の概要
南房総市総合計画とは、南房総市の将来的なビジョンを達成するため、各分野にわたるまちづくりの取り組みを総合的にまとめたものだ。
2018年度から2027年度までの10年に及ぶ計画であり、医療福祉の充実化や、雇用の拡大、子育て支援の充実化など、多岐にわたる計画を前期と後期に分けて策定した。
人口減少という課題を抱える南房総市は、定住したくなるような、魅力あふれるまちづくりを目指している。デジタル行政への移行も、計画の一環だ。
連携の内容
南房総市は、以下の6つの内容に関連するものをNTT東日本が連携する。
- DXの人材育成
- 庁内の業務運営
- 行政サービス
- 地域課題の解決
- 防災活動や災害復旧活動
- その他DX推進に関するもの
DX推進の概要
南房総市は、市民の利便性向上と行政のスリム化を目指し、DXを推進する。マイナンバーの積極的な活用で事業の効率化を図るべく、庁内各課にはDX推進員を設置。また、スマートフォン教室の開催や、行政・防災タブレットを設置し、デジタルデバイドの対策をとる。
南房総市は、市民と一体になりデジタル化を推進して、住みやすく愛着の持てるまちづくりを目指している。今回の連携は、その環境づくりの一端を担う。
(執筆:デジタル行政 編集部)