群馬県板倉町、小中学校の指導にeポータルAI型教材を導入[ニュース]
群馬県板倉町は、2023年度から全ての町立小中学校にeポータルとAI型教材を複合した「Qubena」を導入した。板倉町はこれまでも文科省が推進するGIGAスクール構想に沿ったICT教育を実現してきており、今回AI型教材の導入で児童の学力向上の一助にしたい考えだ。
GIGAスクール構想とは
GIGAスクール構想とは、令和の教育指針として文科省が立てた構想である。PC端末に児童たちが馴染むことで社会を生き抜く力が育てられるとして、児童生徒向けに1人1台の端末を配布し大容量通信ネットワークを整備する予算が設けられた。
これまで150年間積み重ねてきた教育とICT教育のよいところを組み合わせ、端末を使った新たな教育の実現を図る。
Qubenaの概要
Qubenaとは、学習eポータルとAI型の教材が一体になったサービスだ。教材は小1から中3までの5教科に対応している。AI教材で、一人ひとりに最適化された教育が可能になるため勉強の効率が上がり、主体的な学習が促される。
導入に至った背景
板倉町は、一人ひとりに最適な教育と協働的な教育の双方が目標であるとして、令和三年度から1人につき1台の端末を用意し、積極的にICT教育に力を入れてきた。
今回、AI型教材とデジタル教科書などが含まれるシステムを導入し、児童の更なる学力向上を目指す。
(執筆:デジタル行政 編集部)