茨城県、ChatGPTを活用した財務会計事務に着手する[ニュース]
茨城県は、2021年から立ち上げている「DXイノベーション推進プロジェクト」の一環としてChatGPTを導入することに決めた。このプロジェクトは、デジタル技術を活用して県内のさまざまな地域課題を解決することが目的だ。
ChatGPTを活用した財務会計事務
茨城県は2023年のテーマに「生成AIを用いた業務改革」を掲げている。その第一歩として、財務会計事務へのChatGPTの導入を決意した。作業時間の短縮や行政サービスの新たな手段などに活用するため実証実験を行い、仕組みの構築と有用性の検証を行う。
実証期間は2023年6月20日~同年9月30日まで。ChatGPTを行政サービス内に組み込むことで、新たなサービスの創出と業務改革を図っている。
茨城県のDX推進内容
茨城県は現代社会のさまざまな問題を解決するため、デジタル技術の導入と活用を実施している。
これまでの活動内容は以下のとおり。
- 地域医療支援システムの構築
- 筑波山3Sデジタル体験創出プロジェクト
- スマートグラス×ドローン×AIの要救助者空間表示システムの実用化
- 農業DX推進
この他にも、多様な産業に対応するプロジェクト内容を立ち上げ、デジタル技術を活用している。今後も、人手不足解消や業務効率化の向上など幅広くDXの推進を拡充する。
(執筆:デジタル行政 編集部)