広島県尾道市、市立美術館でデジタルお土産を配布[ニュース]
広島県尾道市は、尾道市立美術館の来館者にデジタルお土産を配布する。配布期間は2023年7月1日から9月3日までの約二ヶ月間を予定している。
デジタルお土産とは
デジタルお土産とは、株式会社Digittleが提供するサービスで、スマートフォン上で見られるもののことだ。
地域の観光名所や、マスコットキャラクターなどをもとに作られたお土産を、二次元コードで読み取りスマートフォンに保存できる。
アプリをダウンロードすると、各地で集めたお土産をコレクションできる仕組みだ。
尾道市立美術館でのお土産
尾道市立美術館で配布するお土産は、美術館ゆかりの猫2匹をデジタル3Dフィギュアにしたもの。館内のチラシやポスターにある二次元コードを読み取ると、お土産が受け取れる。
デジタルフィギュアのモデルになった猫は、黒猫の「ケンちゃん」と茶トラ猫の「ゴッちゃん」だ。2匹は度々美術館を訪れており、観光客や地域の住民に愛されている。
ケンちゃんが美術館に立ち入ろうとするところを、警備員が阻止しようと格闘する動画がSNSで拡散され、人気になった。
尾道市は、現在デジタル化を進めている段階にある。デジタルお土産を導入することで、観光客のみならず、市民にも身近にデジタル化を感じてもらいたい狙いがある。
広く愛される二匹をデジタルお土産で表現することで、尾道美術館にしかない魅力を発信したい考えだ。
(執筆:デジタル行政編集部)