富山県、人材育成のための教材作成を支援[ニュース]
富山県は、県内企業の業務効率化や生産性向上を支援する目的で、社員を再教育する際の経費を一部負担する「とやま人材リスキリング補助金」を設けている。
この補助金制度を利用し、合同会社BizMalSはデジタル用語を基礎から学ぶことのできる動画コンテンツを作成。会社のデジタル化に対して、従業員自身が積極的に取り組めるような学びの機会を作った。
動画コンテンツ:https://youtu.be/l5IJwSF_eBY
「とやま人材リスキリング補助金」とは
富山県内に拠点を置く事業主に提供している補助金制度で、令和5年4月1日から開始した。
中小企業でも社員に受講させやすい短時間の教育(教育時間が10時間未満の教育訓練)に対して補助する目的でできた制度である。
社外の教育機関に受講料を支払い受講させる教育訓練と、自社で企画・運営し、集合形式にて行われる教育訓練について補助金が給付される。
また、所定労働時間外に受けさせた訓練教育も補助金の対象だ。
補助金から生まれた教育教材
この制度を利用した企業は、社員がデジタル用語を基礎から学べるように動画コンテンツを補助金で作成した。情報の伝達効果が高まることを期待し、動画という手段を選んだ。動画による従業員のモチベーション向上につながれば、と考えている。
富山県は、補助金制度を活用した県内企業の成長促進を期待する。
(執筆:デジタル行政 編集部)