岡山県、「生き活き岡山」の実現に向けたDX推進に力を入れる[ニュース]
岡山県は「岡山県DX推進指針」を基に、20の市町村においてDX導入への支援を実施する。同取り組みは令和7年度末まで継続する予定。パーソルプロセス&テクノロジー株式会社と共同し、市町村ごとにバラつきのあるデジタル推進体制や取り組み事項の差を埋め、すべての県民が明るく暮らせる「生き活き岡山」の実現を目指す。
目標とするDXの姿
デジタル化を主とするのではなく、デジタル技術やデータを駆使し、地域経済または県民生活の活気を生み出すことが目標だ。AIやRPAなどのICTを利用しながら、人的資源を行政サービス向上へとつなげる。
DX推進の課題と取り組み内容
課題としては主に、財源・人材不足・DX戦略・施策立案に関するノウハウ不足などが挙げられる。また、市町村ごとに異なる体制を統一させ、取り組みへの進捗の差を埋める必要もある。
重点的に取り組む内容としては以下のとおりだ。
- 情報システムの標準化と共通化
- マイナンバーカードの普及促進
- 行政手続オンライン化
- AI、RPAなどのICTツール利用促進
- テレワークの促進
- セキュリティ対策の徹底
岡山県は、上記の事項に重きを置いたDX推進に取り組んでいる。あわせて地域社会のデジタル化やデジタルデバイド対策なども行い、県政目標である「生き活き岡山」の実現を目指す。
(執筆:デジタル行政 編集部)