北海道恵庭市、位置情報技術「what3words」を導入[ニュース]
北海道恵庭市は「what3words」を試験的に導入することを決定した。「what3words」を用いれば、世界中のあらゆる場所を簡単に伝達できる。この位置情報技術を活用し、同市は地域課題の迅速な解決を図る。
what3wordsの概要
what3wordsは位置情報を3つの単語から特定するサービスだ。全世界を3m四方に区切り、それぞれに3つの単語を割り当てた「what3wordsアドレス」を通して、正確な位置情報を素早く伝達する。
例えば「///ちいき。ぎんだら。びしょう」と検索すると、恵庭市の観光施設「はなふる」にある特定地点の位置情報を割り出せる。
場所の特定が困難な場所においても、what3wordsを利用すれば位置情報を簡単に取得できる。
what3wordsの活用
明確な位置情報が伝えられない場所で問題が発生したとき、場所の特定作業に時間を要し、被害の拡大が懸念される。
このような問題を解消するため北海道恵庭市はwhat3wordを試験的に導入し、地域で発生した災害やトラブルに素早く対処する狙いだ。
what3wordの位置情報技術を活用すれば、地域住民から正確な場所を知らせてもらえる。北海道恵庭市は対応プロセスの合理化を図り、地域課題の解決を図る。
(執筆:デジタル行政 編集部)