鳥取県、「子育て王国アプリ」の運用を開始[ニュース]
近年、少子化対策が重要視される中、2023年4月1日に「こども家庭庁」が発足し、注目が集まっている。17年間にわたって年度初めにおける待機児童0人を達成し、「子育て王国」を銘打つ鳥取県は、育児に関連する情報を閲覧できる「子育て王国アプリ」の運用を3月20日から開始した。当アプリは、切れ目のない支援によって子育て中の人々を支えることが目的である。
アプリ概要
「子育て王国アプリ」は、育児に役立つコンテンツを収録した多機能アプリ。搭載される機能は以下のようなものである。
- とっとり子育て応援パスポート
以前はカードでやり取りしていたポイントサービスを電子化したもの
- マップ機能
地域やサービス内容に応じた協賛店舗の検索や地図表示・バリアフリー情報の確認
- AIチャットボット
地域情報の配信・子育てに関する質問の相談
そのほかの取り組み
アプリ配信のほかにも、鳥取県では婚活サポートセンターの設立や奨学金の助成など、さまざまな県民への支援を行っている。幼児期の子育てに役立つものとしては、豊かな自然環境で保育する「森のようちえん」への支援が挙げられる。また「ポケットモンスター」に登場する「アローラサンド」や「サンド」を「とっとりふるさと大使」に起用。子どもたちの遊び場として「鳥取砂丘こどもの国」に「サンド公園」を設置する予定だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)