【東京都練馬区】オンラインを活用した若者自立支援を実施[先進事例]
東京都練馬区は若者自立支援として「居場所事業」を令和2年6月より実施している。不登校やひきこもり状態で孤立している方を中心にサポートし、社会とのつながりを持ち直してもらう狙いだ。
オンライン活用の背景
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人との接触を避ける必要がある。東京都練馬区の「居場所事業」においても来所制限が設けられ、対面でのコミュニケーションが困難な状況であった。そこで東京都練馬区は若者自立支援に、オンラインプログラムを取り入れた。
若者自立支援の概要
東京都練馬区は居場所事業として、さまざまなプログラムを実施している。プログラムを通して、社会とのつながりを失っている15歳〜49歳までの若者を支援する。支援の一環としてオンラインを活用したプログラムが実施されており、対面での会話が難しい参加者をサポートする。Web会議システムを活用して、これまでに「オンライン料理教室」や「ストレッチ・ヨガ」などが開催された。
東京都練馬区はオンラインプログラムを実施する一方で、対面形式のプログラムも実施している。対面形式でのプログラムを通して自宅から一歩踏み出すきっかけを創出し、参加者の社会参加を促す。参加者の状況に応じてオンラインプログラムを利用しながら、対面でのコミュニケーションが図れるプログラムを実施する。
【参考情報】
人口:74.0万人
関連URL:居場所 | 練馬区若者自立支援事業 (kyodonet-nerima-fs.net)
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」:
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)