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【山口県宇部市】高齢者を対象にしたスマートフォン教室を開催[先進事例]

【山口県宇部市】高齢者を対象にしたスマートフォン教室を開催[先進事例]

山口県宇部市は地域のデジタルデバイドを解消するため、スマートフォン教室を開催している。取り組みを通して、誰もがスマートフォンを活用できる環境を構築する。

教室開催の背景

近年デジタル化が進んでおり、スマートフォンの普及が拡大している。スマートフォンを活用するとオンライン上で迅速な情報収集や行政手続きが可能であり、自宅にいながら地域交流も図れる。地域活動が停滞しているコロナ禍において、リモートでコミュニケーションが図れるツールをより普及させる必要がある。そこで山口県宇部市はデジタルデバイド対策として、市内の高齢者を対象にスマートフォン教室を開催した。取り組みを通して、誰もがスマートフォンを使用できる環境を構築する。

スマートフォン教室の開催

山口県宇部市は市内24地区のふれあいセンターで、全2回のスマートフォン講座を開催している。事前アンケートを基に、各地区が希望する講座を実施する。各地区の状況に応じて、初級編・検索編・アプリ編・LINE編から講座内容が選定される。同じ内容の講座を2回受講することも可能だ。

初級編に参加した高齢者の多くはスマートフォンを触った経験がなかったため、大勢の若者がサポート役として講座に参加し高齢者を支援した。

無償ボランティアスタッフや地域の中学生・高校生・大学生がサポート役として参加することで、多世代での交流を図る。山口県宇部市は住民同士のコミュニケーションを推進しながら、スマートフォン講座を展開する。

【参考情報①】 

人口:16.3万人

 関連URL: https://www.city.ube.yamaguchi.jp/

【参考情報②】

地方創生推進交付金(内閣府)とは 

URL:

地方創生推進交付金(まち・ひと・しごと創生交付金) – 地方創生推進事務局 (chisou.go.jp)

本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: 

https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)