【岐阜県各務原市】ものづくりの工程をタブレット端末で見学できるオンライン寺子屋 [先進事例]
岐阜県各務原市は、市内の児童生徒に市内企業を見学してもらう「かかみがはら寺子屋事業 ものづくり見学事業」を開始した。この事業では子どもたちが現場に行かなくても学校から配布されたタブレット端末を活用し、自宅や学校に居ながら、まるで工場見学に行っているかのように学べる。
概要
本事業で用いられている動画は、 普段なかなか見られない製造現場の様子を行程に沿って映したものである。また、動画内にはいくつかのクイズコーナーもあるため、親子で一緒に視聴しても楽しめる。学校から配布されたタブレット端末を使用する場合は、学校専用の共有フォルダから視聴可能である。また、一般のタブレット端末やパソコンなどを使用する場合はYouTubeから視聴できる。
動画内容には、以下の3コースが用意されている。
- ヘリコプターができるまでの「航空機産業コース」
- 自動車ができるまでの「自動車産業コース」
- 身の回りのもの(ドーナツ・医療品・日用品)ができるまでの「生活産業コース」
近況・今後
令和4年3月1日時点での再生回数が、航空機産業コース655回・自動車産業コース316回・生活産業コース322回で、現在も増え続けている。また、各務原市は現在、既存の3つに新たなコースを加えることを検討している。
【参考情報】
人口:14.7万人
関連URL:https://www.city.kakamigahara.lg.jp/kodomo/1013157/1014231/1014731.html
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」:
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)