【秋田県】私立高等学校学習環境改善事業(ICT教育のために必要な機器の導入経費補助)[先進事例]
秋田県は、県全体のICT教育の推進を図ることを目的として、私立高等学校においてICT教育を行うのに必要な機器の導入に要する経費の一部を補助した。導入においては、内閣府の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した。また、低所得世帯の生徒の端末については、文部科学省の私立学校情報機器整備費補助金を活用している。
補助対象
経費補助の対象となる物品は、以下の通りである。
- 学習者用コンピュータ(端末・キーボード) 低所得世帯を除く生徒数分
- 大型提示装置(電子黒板) 普通教室数を上限とする
- 実物投影機(書画カメラ) 普通教室数を上限とする
- 充電保管庫(電源キャビネット) 1台あたり端末45台収納として全生徒数分
取り組みのきっかけ・反響
令和2年度に公立学校に対して1人1台端末を整備したことや子どもの学びの保障と機会均等の観点から、私立学校の1人1台端末の整備についても支援が必要と判断し、今回の取り組みに至った。導入後は、生徒用端末や大型提示装置などの機器を整備することで、密を避けながら画像や動画によって生徒の理解度を促進する授業ができるようになった。また、端末を活用して生徒がプレゼンテーションする取り組みもあり、ICT機器操作能力の向上に役立っている。
【参考情報①】
人口:97.2万人
【参考情報②】
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(内閣府)とは
URL:https://www.chisou.go.jp/tiiki/rinjikoufukin/index.htm
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」:
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)