【広島県広島市】 ICT活用工事の導入や推進に向けた情報提供の実施[先進事例]
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建設現場における生産性や魅力の向上は、担い手を確保するために必要不可欠だといえる。そのため、ICTの導入を積極的に推進する必要がある。「i-Construction」は、「ICTの全面的な活用（ICT土工）」の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場を目指す取組である。この推進を受けて広島県は「広島県i-Construction 推進連絡会」を設置した。
概要
「広島県i-Construction 推進連絡会」とは、国機関・県・市町・西日本高速道路株式会社・業界関係団体が一体となり、ICT活用の取組の情報共有を進め、ICT活用の普及に向けた課題について対応策を検討する場である。
目的と近況
広島市は、当連絡会の勉強会等に参加し、ICT活用工事の推進に取り組んでいる。また、市発注の土工・舗装工に関連する土木工事において、ICTを活用する際に必要な事項を「広島市ICT活用工事実施要領」に定め、ICT技術を建設現場に導入することによって、生産性向上を図ることとしている。令和3年度には、2件のICT土工を実施した。受注者からは、工期の短縮や作業員の負担軽減につながった、品質や安全性が向上したなどの声が寄せられている。
【参考情報】
人口：119.5万人
関連ＵＲＬ：「広島市ICT活用工事実施要領」の改定について
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/koukyoujigyou/271580.htm
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」:
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」：
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
（執筆：デジタル行政 編集部）