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【東京都練馬区】住民が専用アプリで道路や公園遊具の破損等を自治体に連絡[先進事例]

【東京都練馬区】住民が専用アプリで道路や公園遊具の破損等を自治体に連絡[先進事例]

背景

練馬区は、開かれた区政を実現するために、区民と協働の取組を進めている。地域の一人ひとりの気づきをダイレクトに地域の改善に活かすことができれば、区民と区との協働によるまちづくりが進むのではないかと考えた。公園や道路などの公共設備を維持管理するための巡回点検は、不具合を発見して修繕等を行うまでに時間が掛かることが課題であったため、ICTの導入・活用を開始した。

制度の詳細

練馬区は、専用アプリ「ねりレポ」を活用し、直接、区民が区に地域の不具合を連絡できる「ねりまちレポーター制度」を実施している。現在、約2000人のレポーターが登録しており、レポーターが区内の街灯の不点灯・公園遊具の破損・道路の陥没・ゴミの不法投棄などを発見した際には、スマホで現場を撮影し「ねりレポ」に投稿する。区の職員はその投稿内容を元に現場確認して修繕などの対応を行い、対応結果を投稿者にメールで通知する。また、投稿内容と対応結果を「ねりレポホームページ」でも公開している。

ICT導入の効果

レポーターの投稿の中で最も多い内容は街路灯の不点灯に関するものであり、月平均で約80件にも及ぶ。投稿される時間帯は夜間が多く、区の点検よりも早く区全域の街路灯の不具合を適時に把握し、迅速に修繕できるため非常に助かっている。

【参考情報】 

人口:73.9万人 

関連URL:https://nerirepo.jp/ (区ねりまちレポーターHP)

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)