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【高知県高知市】多言語観光案内システム「tosatrip」によるインバウンド観光促進を実施[先進事例]

【高知県高知市】多言語観光案内システム「tosatrip」によるインバウンド観光促進を実施[先進事例]

高知市は観光案内システム「tosatrip」の管理・運営を行っている。このシステムは人工知能を活用したチャット型の自動応答機能を搭載している。観光客はこのシステムを使って、自身のスマートフォンやタブレットなどの端末上で高知県内全域の観光スポットや飲食店などの情報を、タイムリーに入手できる。また、Googleマップとの連携によって、目的地までの移動手段や経路なども発信が可能だ。多言語にも対応している。

アプリの翻訳機能

「tosatrip」は、日本語・英語・中国語の簡体字・繁体字・韓国語に対応している。利用者がAIによる対応を困難とする場合は、オペレーターによる有人チャットに切り替えられる。

高知県内には外国語対応可能な観光案内所が少ない.。そのため、外国人観光客が持っているスマートフォンから、県内の観光情報が簡単に入手できる仕組みを作ることが必要と考え、サービスを開始した。しかし、新型コロナウイルスの影響による外国人観光客の激減に伴い、外国人の利用実績は想定よりも低調である。

利用方法

システムを利用する際に専用アプリのダウンロードは必要なく、QRコードの読み取り、またはURLから入ると、「LINE」「Messenger」「Wechat」「Web」の4つから利用方法を選択できる。

【参考情報】 

人口:32.6万人 

関連URL:https://www.city.kochi.kochi.jp/site/kanko/tosatrip.html

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)