福島県南相馬市、株式会社リビングロボットと連携協定を締結[ニュース]
福島県南相馬市は、福島県伊達市の株式会社リビングロボットと連携協定を締結することを発表した。この協定をきっかけに、日常生活や介護を支援するシステムおよび自動草刈ロボットの開発を促進し、市内企業の企業価値向上を図る。同時に、パートナーロボットの技術によって、プログラミング教育の質向上や超高齢化社会において浮上する課題の解決などを図る。
協定内容
協定の要点は以下のようなものである。
- パートナーロボットによる介護・生活支援システム開発を目指した実証場所の確保
- 自動草刈ロボット開発の促進を目指した実証場所の確保
- プログラミング教育の普及・質の向上
- 自動草刈りロボット開発における南相馬市内企業との連携
福島県とリビングロボットの経緯
株式会社リビングロボットは、「ロボットと人が共に生き、成長できる社会」をめざした、パートナーロボットを開発するテクノロジー企業である。2020年6月に地域復興実用化開発等促進事業費補助金の採択を受け、7月に福島ロボットテストフィールドに入居した。その後福島県内にて技術提供を広げ、2021年5月に相馬支援学校へパートナーロボットを寄贈した。翌年の12月には、あぶくま信用金庫窓口でも同社が提供するロボットの運用が開始されている。
(執筆:デジタル行政 編集部)