【岡山県】「IoT等導入推進協力隊」により、企業のデジタル化の取組を支援[先進事例]
岡山県は企業のデジタル化の取組を支援するために「IoT等導入推進協力隊」の派遣を開始した。
事業の概要
岡山県は、IoTをはじめとしたデジタル技術の活用による生産性の向上、新製品・新サービスの創出などを検討している県内企業に対して、派遣を開始した。また、IoT等の導入に向けた実証実験で必要となる機材のリース・レンタル料は、岡山県が一部負担する。上限は20万円までと設定している。
「IoT等導入推進協力隊」とは
「IoT等導入推進協力隊」とは、県内情報関連企業から構成された企業のデジタル化の取り組みを支援する役割を担う。デジタル技術の効果的な導入や、利活用に向けた技術的なサポートを行う。
取り組みのきっかけ
岡山県は、アフターコロナを見据えて、企業へのデジタル専門人材の派遣による支援を検討していた。対象は、IoTなどのデジタル技術導入による省力化や生産性向上の取組を推進する企業である。しかし、IT技術を持った人材の確保は感染拡大による移動制限によって困難であった。その解決策として、県内情報関連企業の協力による「IoT等導入推進協力隊」の構想にたどり着いた。
事業の近況
令和3年度は、県内中小企業5社へ「IoT等導入推進協力隊」を派遣。そこではIoTなどを活用した生産向上やビジネスモデルの構築を支援した。さらに生産管理や事務の改善などに向けて、IoTツールや関連するシステムの導入も支援した。
【参考情報】
人口:189.4万人
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)