岐阜県、県内モデル地区の散乱ごみ状況を見える化ページにて公開[ニュース]
岐阜県は、2022年5月から県内での清掃活動の様子を確認できる、ピリカ岐阜県版見える化ページ「クリーンアップぎふ〜海まで届け清流!〜」を開設。清掃活動の推進を行ってきた。また、ごみ分布調査サービス「タカノメ自動車版」を活用し、海洋ごみ対策の重点モデル区域(高山市垂井町)にて、散乱ごみの分布状況の調査と分析を行う。
タカノメについて
タカノメは、株式会社ピリカが提供するごみ分布調査サービスである。街中のゴミと海洋ごみを密接に考えており、深刻なごみ問題の解決策としてSNSを利用し、ごみ拾いを楽しく続けられるよう工夫がされている。現在では、世界100カ国以上の国々が利用するSNSとなった。「タカノメ 徒歩版」と「タカノメ 自動車版」の2つがあり、それぞれごみの分布状況が分かる。
・徒歩版(詳細調査):特定のエリアを撮影後、画像を解析し詳細なゴミ分布状況の把握、データを活用した地域美化に貢献
・自動車版(広範囲調査):車両による地域のごみ調査。スマートフォンで撮影し路上のごみ分布状況を調査する。広範囲での把握やデータを活用した地域美化に貢献。
今後の対応
街中に落ちている散乱ごみの調査結果を一般にも公開することで、問題意識の向上や散乱ごみに対する課題解決の促進を目指している。そのため、タカノメで収集したデータを住民へ説明する機会を設けることや、他地域のデータとも比較分析を行う予定だ。また、街中のゴミを見える化することで県民が地域のごみの状況を把握し、自主的な清掃活動が広まることも期待している。
(執筆:デジタル行政 編集部)