千葉県、「電子印鑑GMOサイン」を用いた電子契約に関する実証実験を開始[ニュース]
千葉県は2023年2月1日より「電子印鑑GMOサイン」を活用し、電子契約に関する実証実験を開始した。この実験のために、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社と協力する。
概要
電子印鑑GMOサインとは、契約締結から管理までの流れをすべて電子上で行えるクラウドサービスのことである。千葉県はこのサービスを年間固定料金で提供してもらい、実証実験をする。
背景
千葉県は、民間団体や市町村をはじめとしたさまざまな団体とDX推進を一丸で目指しており、デジタル技術を効果的に活用することを心がけている。契約に関わる処理をすべて電子化することで、作業の効率をよくし業務量を抑えられると考えた。また、紙を使うことによる環境への配慮を目指し、今回の実験に至った。
目的
今回の実証実験は、県内の契約に関する事務作業の効率化を目的としている。従来であれば書類や対面で実施していた作業をデジタル化することで、職員の利便性向上や紙の経費削減につながると考えている。また、業務の効率化だけにはとどまらず、環境への負荷を軽減することも目的のひとつだ。自治体や庁内だけではなく、事業取引相手となる事業所にとっても時間や手間の削減につながることを目指す。
(執筆:デジタル行政 編集部)