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【青森県】リモートセンシング技術を活用した米の安定生産によるブランド化[先進事例]

【青森県】リモートセンシング技術を活用した米の安定生産によるブランド化[先進事例]

青森県は、県が誇るブランド米「青天の霹靂」の安定性のため、リモートセンシング技術を活用したシステムを構築した。これは青天ナビと呼ばれる。

青天ナビとは?

青天ナビとは、米の収穫量や玄米タンパク質含有量などのデータを集計・分析するシステムのことである。それに加えて、衛星画像解析により収穫適期のマッピングもできる。青森県はこのシステムを活用することで、生産者に対してデータに基づいた指導や米の品質管理が可能となった。結果、安定生産やブランド化につながっている。システムは生産者も利用でき、自身の水田に関するデータを知ることができる。

取り組みの経緯

青森県は「青天の霹靂」のブランド化を進めたいと考えていた。実現するためには、課題となっていた栽培管理の見極めや労働力不足を解決する必要があった。課題の解決策として青天ナビの取り組みが始められた。

導入の効果

収穫適期や玄米タンパク質含有量率などの情報を収集することで、青森県はそれぞれの生産者に合わせた的確な指導が行えるようになった。また、収量の増加や品質向上が可能となり、デビュー以来7年連続の食味ランキング特A評価を獲得している。「青天の霹靂」は県産米全体をけん引するブラ ンド米としての役割を担っている。

【参考情報】

人口:126.0万人

関連URL:https://www.aomoriitc.or.jp/soshiki/nourin_sougou/syokai/smart.html
((独)青森県産業技術センターHP)

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)