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【北海道共和町】母子手帳アプリを活用し子育てを支援[先進事例]

【北海道共和町】母子手帳アプリを活用し子育てを支援[先進事例]

北海道共和町は、子育て世代の妊娠・出産・育児を支援するため、町内独自の子育て支援アプリ「きょうわ にこっと」を導入している。アプリは妊娠・出産・育児など子育てに関するさまざまな情報の発信や、災害時における情報提供の手段として制作されており、子育て世代を中心に住民をサポートする機能を搭載している。

アプリの機能

アプリは電子母子手帳の機能を有しており、妊娠から出産後の発育状況をグラフ化して記録したり、予防接種のスケジュールを管理したりできる。また、子どもの情報を家族で共有することも可能だ。沐浴やおむつ交換の方法など、子育てに関するさまざまな情報も動画コンテンツから視聴できる。

さらに、共和町は利用者に子育て情報や災害情報などをプッシュ型支援にて発信している。

導入後の反響

令和3年度末現在、登録世帯数は101世帯。予防接種のスケジュール管理、発育発達の確認に利用されている。共和町は子育てに関する保健事業の情報や熱中症予防の情報を配信し、新型コロナウィルス感染拡大時には注意情報の提供も行った。

住民からは「予防接種スケジュールのお知らせ機能があり、予約した予防接種の受け忘れを防げた」 「子どもの発育状況がグラフ化されるので分かりやすい」などの声が寄せられている。

【参考情報】

人口:0.6万人

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)