【愛知県蒲郡市】オンラインによる診療・服薬指導に係る実証検証を実施[先進事例]
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愛知県蒲郡市は、市・医師会・薬剤師会・中部テレコミュ二ケーション株式会社の四者間において「オンラインによる診療・服薬指導等の実用化に向けた環境構築に係る検証に関する協定」を令和2年10月に締結した。また、オンライン診療等の有効性を検証するため、令和2年11月から4ヶ月にわたる検証を実施。これらの試みは、オンライン技術の活用による、最適な地域医療体制の構築を目的としている。
検証の結果
4ヶ月間の検証の結果は、以下の通りである。
- オンライン診療・服薬指導（13機関、 41人）
- オンライン面会（67人）
- 健康相談・保健指導 （23人）
- 健康教育（193人）
上記の結果から、診療以外でも積極的にオンラインの活用を図っていることが分かった。
検証を受けて市民から寄せられた意見
生活へのオンライン技術導入に対しては、非接触によるウィルス感染の予防として有効や、受診応対に要するスタッフの時間が削減できるなど、好意的な意見が多く寄せられた。その一方で、中高年や一部の医療機関など、タブレットやスマートフォンに慣れていない年齢層からは、上手く操作できず馴染めないという意見も上がった。市民のオンラインに対する意識はまだ低い状況であるため、今後もオンラインの周知啓発を日頃から進める必要がある。
【参考情報】
人口：8.0万人
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」：
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
（執筆：デジタル行政 編集部）