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熊本県、「令和4年度UXプロジェクト実証実験サポート事業」に再春館製薬所・H2を選定[ニュース]

熊本県、「令和4年度UXプロジェクト実証実験サポート事業」に再春館製薬所・H2を選定[ニュース]

熊本県は、県知事が事業公募を実施した実証実験サポート事業「UXプロジェクト」に、熊本県の再春館製薬所と東京都のH2の2社を選定した。本プロジェクトは『人々が最期まで自分らしく、健康で・楽しく・美しくいられる生活』の実現を目指した新しいビジネスを、熊本から生み出すためのものである。

今回2社が行う実験は、老化や糖尿病・血管障害などを引き起こす糖化を予防し、熊本県民の健康寿命の延伸、心身の健康増進を目的として実施された。

対象者

実施期間は2022年12月~2023年2月の3ヶ月間。熊本県に住む30~60代で、健康診断で血糖やBMIなどが高いと指摘されたり、肌の衰えや生活習慣病のリスクを意識している男女100人を対象に行われた。

背景

熊本県のデータによると、熊本県は全国有数の長寿県だが、平均寿命と健康寿命の差が10年強と大きく開いている。熊本県は血糖に関連する指標が全国平均と比べて悪くなっており、さらに人口あたりの透析患者割合は全国2位である。

熊本県はこうした現状を踏まえ、日常の定期的な血糖モニタリングと血糖に作用すると期待されている食品の導入を併用し、県民の健康寿命延伸を目指す。今回の実験を発展させ全国へと展開し、日本全体が抱える健康の課題解決を目指す。

(執筆:デジタル行政 編集部)