足立区、録画データ流通サービス「Mvcube™」を活用した道路監視の実証実験を開始[ニュース]
足立区は、株式会社ミックウェアが開発した録画データ流通サービス「Mvcube™」(エムブイキューブ)を活用した道路監視の実証実験を2022年11月14日より開始する。
ミックウェアが提供する「Mvcube™」は、足立区を走行するゴミ収集車に搭載された通信型ドライブレコーダーで録画されたデータの中から、日時、場所、デバイス等の条件に合った録画データを抽出・視聴することが可能。
本実証実験では、予めビックデータにより解析された道路の不具合箇所を絞り込む。株式会社JVCケンウッド製通信型ドライブレコーダー「STZ-DR00」を足立区のゴミ収集車に搭載し、絞り込んだ不具合箇所の録画データのみを無線通信でクラウドに効率よく収集する。クラウドに収集された録画データは、株式会社モルフォのAI解析ソフトにより、道路の不具合を検知する。
録画データ流通サービス 「Mvcube™」の特長
■様々な情報サービスと連携し、対象箇所を絞り込み、効率よく映像を収集
気象・災害情報、モビリティ・モバイル機器情報、道路・施設情報など、様々な情報サービスと連携し、見たい箇所を絞り込む。車両のドライブレコーダー、監視/防犯カメラ、スマートフォンなど、街中にある様々なカメラ映像から、絞り込んだ箇所の映像だけを取り出し、Mvcubeクラウドに収集。本当に必要な映像だけを収集するため、収集にかかる通信費用、映像の保存にかかるクラウド/ストレージ費用等を削減できる効率の良い映像収集システムとなっている。
■絞り込んだ映像を目的に合った形で解析し、様々なサービスを提供
用途に合わせて絞り込んだ映像に対し、気象状況、災害状況、渋滞状況、事故状況、道路状況など様々な用途で解析し、本当に必要な情報を強調して表示、視聴することで、管理/監視者の負担を軽減するサービスを提供する。
(執筆:デジタル行政 編集部 渡辺 龍)