【熊本県あさぎり町】 アプリ一つで町の情報へのアクセスを実現、地域活動主体毎の連絡網にも活用[デジタル化先進事例]
令和2年12月25日に策定した自治体DX推進計画では、「自治体DXの取組とあわせて取り組むべき事項」として、「全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」という取組方針が掲げられた。
デジタル行政では、総務省が公表している各地方公共団体における地域社会のデジタル化に関する取り組み事例の参考事例集の一部を本シリーズにてご紹介する。
【事業の概要】
あさぎり町では、住民の日常生活に密接な情報(ゴミ収集日・当番医のお知らせ等)からイベント開催情報
や選挙のお知らせなど多様な情報を「あさぎりナビ」というアプリを通じて提供している。
このアプリには、町のHPにアクセスできることに加えて、利用者の現在位置から町の施設までの距離が分かる「施設ナビ」やクリックするだけで町の情報が自動で検索される「地域ニュース」機能、ハザードマップなどにすぐアクセスできる「関連リンク」機能がある。
また、職員、消防団、自主防災組織、学校、保育施設、ボランティア、応援者など主体ごとに登録できる連絡網機能があり、町に関わる人々をつなぐ、重要なコミュニケ-ションツールとなっている。
【参考情報①】
人口:1.5万人
関連URL:https://www.town.asagiri.lg.jp/q/aview/636/14469.html(町HP)
【参考情報②】球磨川水系防災・減災ソフト対策等交付金(熊本県)とは
URL:https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/206/124156.html
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)