東京都、独自アプリによる住民からの道路通報システムの試行対象範囲を拡大[ニュース]
東京都は、東京大学と連携して開発を進めてきた都民による道路の損傷や不具合を簡易に投稿することができる道路通報システムアプリの試行エリアの拡大を行うことを公表した。
このアプリは東京都が東京大学等と開発した「My City Report for citizens(以下「MCR市民投稿アプリ)」というもの。
住民が道路の損傷や不具合を発⾒した際に、MCR 市⺠投稿アプリから状況写真とコメントをレポートとして投稿。投稿されたレポートを都または区市が確認し、必要に応じて補修等を実施するというもの。住民は対応状況について、MCR 市⺠投稿アプリから随時確認することができる。
ダウンロードは、以下の QR コードから、あるいは、AppStoreまたはGooglePlayでの、“MyCityReport”検索経由で可能。
今回東京都は、道路状況の的確な把握を目的に、試行エリアを拡大し、都民からより多くの情報を迅速に受けることにより、道路通報システムの有効性を検証するという。
試行対象はこれまでの17区市エリアから、都道全域(島しょ部を除く)及び2市道へと追加的に拡大する。
■都道
都道全域(島しょ部を除く) 下記括弧内は既に実施中のエリア
(港区、新宿区、江東区、品川区、目黒区、豊島区、荒川区、葛飾区、江戸川区、八王子市、府中市、小金井市、国立市、福生市、東大和市、多摩市、稲城市)
■区市道
国分寺市、武蔵村山市 下記括弧内は既に実施中のエリア
(港区、葛飾区、八王子市、国立市、福生市、多摩市、稲城市)
なお、区市道に関する損傷や不具合は同区市による応対となります。
試行の対象となる期間は、2021年5月12日(水)~2022年3月31日(木)までの予定。
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)