東京都、「はんこレス」100%に向けて実証実験を開始
東京都は、現在都民・事業者に求めている押印を不要とする「はんこレス」の取組みにおいて、電子契約サービスを提供する、GMOグローバルサイン・ホールディングス、セコムトラストシステムズ、弁護士ドットコムの3社と連携し、押印の代わりに電子署名を活用してクラウド上で契約等を締結する実証実験を実施することを公表した。
実施期間は、2月12日から3月31日までの予定。
東京都は、連携する事業者より、クラウドによる電子契約サービスの無償提供を受け、以下の契約等の一部においてオンラインによる「はんこレス」の実証実験を行い、事業者の負担軽減、都庁内部の事務の効率化の状況等を検証する。
・都における少額の物品購入などの契約
・都と区市町村・企業等との間で締結する協定
・その他、行政手続における都民の方からの申請 など
東京都はとの構造改革の一環として2020年10月に「DX推進に向けた5つのレス徹底方針」を公表。ペーパレス、はんこレス、キャッシュレス、タッチレス、FAXレスの5つのレスを徹底するとしており、2021年度内には電子決定率100%を目指している。
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)