戸田市教育委員会、オンラインを活用した不登校児童生徒の学び支援に関する連携協定を締結[ニュース]
埼玉県戸田市教育委員会と認定NPO法人カタリバは不登校・長期欠席の児童生徒の学びを支援する「オンライン不登校支援事業」において、連携・協力に関する協定書を締結する。
2020年度の文部科学省による調査で、日本の小中学校において、不登校の児童生徒をふくむ「長期欠席者」の数が過去最多である約29万人(287,747人)に上ることが明らかになった。戸田市では教育改革を進める中で、かねてより不登校の領域においても課題意識を高くもち、「戸田型オルタナティブ・プラン」の策定など、積極的に体制づくりを進めている。
今回のカタリバのオンライン不登校支援プログラムでは、家庭や学校の相談室、教育支援センター等から接続できるオンラインの学びの場「room-K」で、プログラミングや国語、算数・数学などの学習支援が受けられる。また、専門スタッフによる個別の指導計画に基づいたオンラインでの教育相談も実施される。
この連携によって、事情により学校に通いたくても通えなかったり、他の学びの場にも足が向かなかったりした、これまで支援の手が届きづらかった児童生徒に対しても、新たな選択肢となることが期待される。
(執筆:デジタル行政 編集部 渡辺 龍)