秋田県にかほ市、「空き家情報バンク」に360°VR内見コンテンツを県内で初めて導入。移住希望者にオンラインでの情報提供を拡充 [ニュース]
秋田県にかほ市は、6月より同市の「空き家情報バンク」にて、県内で初めてVR内見コンテンツを導入した。同時に、「移住者支援住宅」および「お試し移住体験住宅」等の内見もVRで可能とし、移住希望者に向けたオンラインでの情報提供の充実を図る。
【移住に伴う空き家購入の検討にVRの助力、オンライン相談でも活用】
秋田県にかほ市では、市内における空き家の有効活用と移住・定住促進による地域の活性化を図るため、市の移住支援ポータルサイト「にかほーむ」内に「空き家情報バンク」を掲載し、将来的にも使用する予定のない空き家を貸したい/売りたい人と、空き家を利用/購入したい人(移住希望者)とのマッチングを行なっている。
コロナ禍において、空き家の購入検討者からは「現地に行って内見したいが、コロナが落ち着いたら行きたい」といった声も挙がっていたが、この度の360°VR内見コンテンツの導入により、現地に足を運ぶことなく実際の内見により近い内見が可能となり、成約率向上や、写真と実際とのギャップで生じるミスマッチの予防に期待を寄せている。オンライン面談時、双方で画面を操作しながら話ができる点においても大きなメリットとなることが見込まれている。
また空き家情報バンクでの導入と同時に、移住希望者に貸し出しを行なっている「移住者支援住宅」および「お試し移住体験住宅」についても360°VR内見ページを「にかほーむ」内に設置し、市営住宅のVR内見情報もTwitterで発信。移住希望者がより利用しやすいサービスの提供に努めている。
●空き家情報バンク
https://www.nikahome.jp/pages/vacant-house-information
●移住者支援住宅
https://www.nikahome.jp/pages/page-1606721287-605
●お試し移住体験住宅
https://www.nikahome.jp/pages/page-1602669112-601
【忙しい子育て世代にオンラインで移住関連情報を提供】
にかほ市は「子ども・子育てに寄り添うまち」として子育て支援制度・子育て環境の整備に取り組んでおり、近年では子育て世代の転入が増加している。(2018年度からこれまでに77世帯が市外から移住し、そのうち6割近くが子育て世代)
今回のVRコンテンツ導入は、忙しい子育て世代が現地訪問することなく、オンラインで気軽に住まいを検討する機会としての活用も見込んでいる。また現在、移住を検討する県外の子育て世代には、オーダーメイド型の「お試し移住体験ツアー」のリアル参加およびオンライン参加も受け付けている。
https://www.nikahome.jp/pages/events/596
◆東京での移住相談イベント「新・農業人フェア」「東北移住&つながり大相談会」に出展
にかほ市は7月23日(土)に東京国際フォーラムで開催される「新・農業人フェア」および、7月24日(日)に東京・有楽町で開催される移住相談イベント「東北移住&つながり大相談会」に出展する。
●新・農業人フェア
●東北移住&つながり大相談会
【日本海と鳥海山に抱かれたまち・にかほ市】
にかほ市は秋田県南西部に位置し、南に鳥海山、西に日本海を臨む、山と海に抱かれた風光明媚なまち。鳥海山の山裾が海岸近くまで延び、海岸部の平野部に人口が集中している。気候は、秋田県内では春の訪れが最も早い温暖な地域として知られ、降雪量が最も少ない地域。
●充実の子育て支援制度で、子どもの成長を万全にサポート
高校生までの医療費無料、0歳からの保育料完全無償化をはじめ、充実した子育て支援制度は高い評価を得ている。(東洋経済「2021年の住みよさランキング」で3年連続秋田県総合1位)
にかほ市内には、小学校から高校までの公立学校をはじめ、共働き世帯を応援する為に学童保育クラブも整備。保育所、認定こども園もあり、待機児童はゼロ。また、赤ちゃんから高校生までの医療費が無料で、入院時の食事代も半額を助成。妊娠・出産から子育てまで切れ目のない支援に加え、豊かな自然が子どもの伸びやかな成長を支える。また、秋田県は全国学力・学習状況調査トップクラスであり、恵まれた教育環境が魅力。
【にかほ市ホームページ】
https://www.city.nikaho.akita.jp
(執筆:デジタル行政 編集部 與那嶺 俊)