大牟田市、3職種5名の複業人材を登用し、行政課題解決を目指す[ニュース]
福岡県大牟田市は、地方創生を推進する複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド for Public」を展開する株式会社Another worksとの役所内に複業人材を登用する実証実験において、2022年6月15日、即戦力の複業アドバイザーの参画が決定した。大牟田市での取り組みは、Another worksが推進する自治体での実証実験における全自治体連携36のうち32例目となる。
新型コロナウイルス感染症拡大により社会・経済情勢が大きく変化する中で、高齢者福祉・自治体DXの推進・移住定住の促進・地域ブランドの育成・まちづくりなど地域の課題が複雑化している。自治体ではそれらの課題に対し、住民ニーズに合わせ、さまざまな対応策を打つことが必須となっている。
Another worksでは、有能な民間人材の知見を多様化する行政課題の解決に活かし、地方創生に貢献すべく、複業クラウド for Publicを活用し行政に複業人材を登用するサポートを行っている。大牟田市とAnother worksは、2022年4月25日に連携協定を締結し、行政へ複業人材を登用する実証実験を開始しており、福岡県内では豊前市に次いで2事例目となる。
大牟田市では、複業クラウド for Publicを活用し「SNSアドバイザー」「デザインアドバイザー」「Webページ制作アドバイザー」の3職種で複業人材を公募した。その結果、大牟田市と専門的な知見や実績をもつ人材とのマッチングを創出でき、登用されるアドバイザーが決定した。
期間は6月中旬から12月中旬までの約6ヶ月間で、オンラインによるアドバイスを中心に大牟田市の課題解決に向けてサポートする予定。
■「複業クラウド for Public」とは
専門人材不足の地方自治体が、複業人材登用により地方創生を推進できるサービス。民間複業人材と自治体職員の協働プロジェクトにより、行政課題・地域課題の解決を実現する。
Another worksと連携している自治体との取り組み:
https://forseries.aw-anotherworks.com/public
(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)